がん患者が多い消化器内科の看護師の仕事

消化器内科の看護師の仕事内容は、他の科と比べてがん患者が多いのが特徴です。なぜなら、がんの対象になる臓器のほとんどが消化器と消化に関与する臓器に関わっているからです。
消化器内科の看護師は、外来と病棟勤務で大きく違います。外来は、特に内科や胃腸科と変わりがありません。しかし、消化器内科はより専門的な治療を求められる科です。つまり患者さんにがん患者が多く含まれます。またこれは他の科も同様ですが、高齢者が多いです。

まず、朝8時に出勤し、申し送りや午前中の点滴や投薬の準備などから始まります。それが終わると患者さんのバイタルチェックの開始です。病棟は、患者さんが多いので時間との闘いになるでしょう。しかし、この時間帯での患者さんの普段の変化を見逃さない事が重要です。
その後には、入浴や清掃、シーツ交換などが行われ医師の巡回時には診察介助を行います。午前中は、食事前の検査や医師の指示で抗がん剤の投与なども含まれます。

抗がん剤は、医師の指示はもちろんですが、患者さんの副作用が別の苦しみとなることもあります。そのため看護師は緩和ケアなどの認定看護師の資格を取るとより仕事について、詳しく理解することができます。
お昼休憩の後は、点滴や投薬、そして午前中の投薬の状態を見回ります。容体が急激に変化することもありますので、時間毎にチェックが必要です。
夕方には、カルテの記録や、夜勤の看護師との申し送りなどが行われます。患者さんの容態が変化事もあるので、残業が発生する場合もあります。